アドラー心理学
~幸せになるには?共同体感覚~

目次
幸福感 ≒ 共同体感覚とは?
アドラー心理学の目指す幸福とは、”共同体感覚”のことです。共同体感覚は、個人は自分以外のすべてとつながっている感のことです。
そして共同体感覚という高い目標(GOAL)に近づくためには、様々な課題(仕事、交友等)を解決していく必要があります。アドラー心理学5つの基礎理論を武器のように使用しGOALに近づいていきましょう!
共同体感覚を持つことができた場合のメリット:
・健全な人間関係の維持できる
・心の悩みを解消できる
・自分本来の生き方ができる
以下の4つの感覚を得ることが共同体感覚を強めることができます。
①所属感(社会と調和して暮らせる感覚)
②貢献感(存在だけでも私は役に立てている、という感覚)
③信頼感(私は無条件に周りの人を信じている、という感覚)
④自己受容感(私はありのままに全てを受け入れている、という感覚)
①所属感(社会と調和して暮らせる感覚)とは?
ここにいてもいいんだという安心感を感じられること。所属感とは、ただそこにいるだけでは得られるものではない。共同体に対して、自ら積極的に人生のタスクに立ち向かうことによって得られるものだと考えます。
仕事、交友、愛という対人関係のタスクを回避することなく、自らの足を踏み出していく。
「この人はわたしに何を与えてくれるのか?」ではなく、「わたしはこの人に何を与えられるか?」を考えなければならない。
②貢献感(存在だけでも私は役に立てている、という感覚)とは?
仕事の本質は他者貢献である。 他者が自分に何をしてくれるかではなく、自分が他者に何ができるかを考え実践すればよい。もし、ケガして動けなくなったとしても存在しているだけで、ありがたく思う人は必ず存在している。その存在レベルの貢献感であっても自分が感じられれば良いとされる。③信頼感(私は無条件に周りの人を信じている、という感覚)とは?
無条件にその人の存在をありのままに受け入れてあげる事。他者を尊重し共感できるようになること。私たちの日常では、誰かが道を作り誰かが食材を用意し、私たちは他人の恩恵を受けながら生きています。
自力で生活している部分はほんのわずかなのです。
我々は他者を愛することによってのみ自己中心性から解放されます。他者を愛することによって自立を成しえることができます。
④自己受容感(私はありのままに全てを受け入れている、という感覚)とは?
自分自身をありのまま受け入れて、良い所も悪いと感じるところもそのまま受け入れる事です。変えられない所をしっかりと受け入れるところから始めましょう。自分ができること、変えられることを考え始めればいいのです。
参考
・『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健
・『幸せになる勇気』『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健
・https://lifehack-animation.com/adler-2/
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