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アルフレッド・アドラー名言を読解する!(幸せになる勇気編)

公開日: : アドラー心理学, 心理用語, 未分類

目次

アドラー名言集(幸せになる勇気編)

われわれは、いつでも自己決定できる存在であるが、なかなか自分を変えられない。

なぜ自分を変えられないかというと、過激な表現にすると変化することとは、「死そのもの」だからです。自分を変えるとは、「それまでの自分」に見切りをつけ、「それまでの自分を」を否定し、「それまでの自分」が二度と顔を出さないよう墓石の下に葬り去ること。そこまでやってようやく、「あたらしい自分」として生まれ変わるのですから。 だから簡単に死を選ぶわけにはいかないし、どんなに苦しくても「このままでいいんだ」と思いたいものなのです。

「いま」を肯定する為に、不幸だった「過去」をも肯定する。

過去厳しくされてきた指導者に、大人になり「あのとき厳しくしかってくださって、どうもありがとうございました。」と感謝を述べる人がいる。彼らは「いまの自分」を積極的に肯定しようとしている。結果、過去のすべてが良い思い出になる。しかし、そこで語られた感謝の言葉だけをもって、その強権的な教育を認めるわけにはいきません。

問題は過去に何があったかではなく、その過去を「いまの自分」がどう意味付けをするか

歴史とは、時代の権力者によって改ざんされ続ける巨大な物語です。歴史は常に時の権力者たちの「われこそは正義なり」という論理に基づき改ざんされていきます。歴史の中では常に「いま」が一番正しい。つまり我々も、過去の自分より今の自分が権力者であり、過去の意味付けも変えられていくものだとアドラーは言います。

人間はだれもが「わたし」という物語の編集者であり、その過去は「いまのわたし」の正当性を証明すべく、自由自在に書き換えられていくのです。

人は過去に起こった膨大な出来事の中から、いまの「目的」に合致する出来事だけを選択し、意味付けをほどこし、自らの記憶としている。逆に言うと、いまの「目的」に反する出来事は消去するのです。

悪いあの人、かわいそうなわたし

その不幸に彩られた過去を、自らが必要としているのです。あえて厳しい言い方をするなら、悲劇という安酒に酔い、不遇なる「いま」のつらさを忘れようとしているのです。人間を侮辱しているわけではなく、人間の可能性を信じるからこそ、悲劇に酔うことを否定しているのです。

問題行動の目的とは 問題行動の第一段階

問題行動の第一段階、「称賛の要求」です。良い子を演じることで親や教師、上司にほめられようとする。彼らの目的は、あくまでも「ほめてもらうこと」であり、さらに言えば「共同体の中で特権的な地位を得ることなのです。 誰からも褒められないのなら、特別視されないのなら、こんな努力に意味はない。そうやって途端に意欲を失います。そして、「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」のだし、「罰を与える人がいなければ、不適切な行動もとる」というライフスタイル(世界観)を身に着けていくのです。

問題行動の目的とは 問題行動の第二段階

問題行動の第二段階は「注目喚起」です。せっかく良いことしたのに褒められない。特権的な地位を得るまでには至らない。そもそも、ほめられることをやり遂げるだけの勇気や根気が足りない。そういうとき、人は「ほめられなくてもいいから、とにかく目立ってやろう」と考えます。

問題行動の目的とは 問題行動の第三段階

問題行動の第三段階は、ここでの彼らの目的は「権力争い」に突入します。戦いを挑み、勝つことによって特権的な地位を得ようとします。一言でいうなら「反抗」です。親や教師を、ののしって挑発する。一方で消極的な人たちは「不従順」によって、権力争いを挑んできます。どんなに厳しい言葉で叱られようと、勉強や習い事を拒絶します。勉強が不要だと思っているわけではなく、自らの「力」を証明したいのです。

問題行動の目的とは 問題行動の第四段階

問題行動の第四段階は「復讐」です。権力争いに敗北し一旦引き下がった後、復讐を画策します。かけがえのないわたしを認めてくれなかった人、愛してくれなかった人に、復讐をするのです。愛の希求が叶わないと知った瞬間、人は一転して憎しみを求めるようになるのです。私を愛してくれないのはもうわかった。いっそ憎んでくれ。憎悪という感情の中で私に注目してくれと。相手が嫌がるようなことを繰り返すのです。

問題行動の目的とは 問題行動の第五段階

問題行動の第五段階は、無能の証明です。「これ以上私に期待しないでくれ」という思いが、無能の証明につながるのです。課題を拒絶し、周囲からの期待も拒絶します。「私にもう構わないでくれ」という最も難しい段階です。

この部屋でどれだけ声を荒げようと一向に構いません。問題としているのはあなたの選ぶ「叱る」という行為の内実なのです。

生徒たちと言葉でコミュニケーションをすることを煩わしく感じ、手っ取り早く屈服させようとして、叱っているそれは、教育者として未熟で愚かな態度なのです。私は善いことをしているのだと意識しているのであればそれは悪質だ。

生徒たちとは「ひとりの友人」として向き合うべきでしょう

あなたはいま「仕事」として生徒たちと向きあおうとして考えている。しかし、アドラーが身をもって示しているように、生徒たちとの関係は「交友」なのです。そこのボタンを掛け違えたままでは、教育がうまくいくはずがありません。「振る舞う」のではなく、ほんとうの意味での「交友」の関係を築きあげるのです。

利己心を追求した先に、「他者貢献」があるのです。

分業社会においては、「利己」を極めると、結果として「利他」につながっていく。すべての仕事は「共同体の誰かがやらねばならないこと」であり、われわれはそれを分担しているだけです。

その人が嘘を語っていたとしても、嘘をついてしまうその人ごとを信じることです。

他者を信じることは、受動的な行為ではなく、本当の信頼とは、どこまでも能動的な働きかけなのです。信じるかどうかはその人の自由です。私にできることは先にあなたの事を信じることです。あなたがわたしを信じようと信じまいと、わたしがあなたを信じ続けることは、無条件の信頼です。

自分を愛することが出来なければ、他人を愛することもできない。自分を信じることができなければ、他者を信じることもできない。

他人の事を信用できないと言っている人は、自分の事を信用しきれていないのです。自己中心的な人は、「自分の事が好き」だから、自分ばかり見ているのではありません。逆で、ありのままの自分を受け入れることができず、絶え間なき不安にさらされているからこそ、自分にしか関心がないのです。われわれ人間は、わかりあえない存在だからこそ信じるしかないのです。

恋に落ちること

それを獲得し、所有し、征服したかっただけ。本質的には物欲と同じです。

愛とは二人で成し遂げる課題

われわれはみな、「私は誰かの役に立っている」と思えた時にだけ、自らの価値を実感することができるのだと。つまり主観的な感覚があれば、それでいい。根拠を求める必要はない。「私の幸せ」を求めるのではなく、「あなたの幸せ」を願うのでもなく、不可分なる「わたしたちの幸せ」を築き上げること。それが愛なのです。主語を変えるのです。
参考
・『幸せになる勇気』岸見一郎 古賀史健

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