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社交不安症のメカニズムと対処

公開日: : 最終更新日:2020/05/10 未分類, 認知行動療法

社交不安症のメカニズムと対処

社交不安症のメカニズム

下記の図は厚生労働省がまとめている社交不安障害に対する認知行動療法の資料の中に書かれている。そこには社交不安症のメカニズムの図が載っているので解説したいと思います。
※厚生労働省のHPより抜粋
<<社交不安のメカニズム>>
1.まず社交場面があること。自分以外の誰かがそこに存在しています。

2.信念(過去にあった経験を得て…)というフィルターを通し、自動思考が湧いてきます。この際、社交不安的な考えであるか?の判断が『人からどう思われているか?というネガティブなイメージや考え』であることです。 人からどう思われているか?!という考えが浮かんでいるときは、いわゆる自己注目の状態にあるのです。(交感神経優位)

※例えば、プレゼンの時に浮かんだ自動思考で、「風邪気味で喉が痛くてしっかりと言葉が出なくて嫌だなぁ。人からどう思われるとかじゃなく単に自分自身が疲れるから嫌だ!」という考えであれば、それは社交不安ではありません。

3.上記図の左下のほうに安全行動があります。これは不安を隠そうとして出る行動で、プレゼンの時に不安になり顔を上げずに書類を見て話すなどです。一時的に不安を軽減させる効果はあるものの、自分は不安だから安全行動をしているのだと考えてしまいます。この安全行動が起きている状態もいわゆる自己注目の状態にあります。

4.上記図の右下にある不安症状・気分では、身体症状(震え、汗等)や不安な気持ちが起こる事で自己注目の状態にあることを意味しています。

5.これら3つの自己注目は、よりネガティブな自己イメージを増幅させてしまうのです。

社交不安症の対処

ではどうすれば社交不安を無くすことができるのでしょうか?

具体的対処法を挙げてきます。

社交不安症の対処(ストレスのポジティブな効果を知る)

ストレス自体が悪いわけではないのです。

パフォーマンスを挙げるには多少のストレスが必要だと言われています。

ストレスがなさすぎる、または掛りすぎてしまっていてはパフォーマンスは落ちてしまいます。

程よいストレスは良いパフォーマンスをするときには必要なものだと思える心構えは重要です。

社交不安症の対処(注意のシフト)

いわゆる自己注目をしないようにします。

例えば、相手と顔を合わせて変な顔していると思われるんじゃないか、ニキビを見てきたないと思われるのではないか?等、社交不安的な考えとして出てきます。

そこで、そもそもそういった自動思考を考えないように気をつけます。
なるべく話の内容に集中するようにします。

また、安全行動(不安を隠す行動)を辞めて自然に振る舞えるようにします。

社交不安症の対処(社交不安場面への暴露)

社交不安が強すぎると、その場面を回避行動してしまうようになります。

そうなってしまうと会社でのプレゼン、または人前での挨拶、会社での歓迎会など、社会生活を営む上で必要な行事も回避しなくてはなりません。それでは生活していけませんよね。

そこで、不安階層表を用います。逃げ出してしまうような怖い場面を不安度80-100(会社でのプレゼン)に設定し、それより下に中程度50-80(親友の前でプレゼン)、軽度30-50(家族の前でプレゼン)のように段階付けをします。

そして軽度のものより暴露(実際に体験する)していきます。
参考
・社交不安障害(社交不安症)の認知行動療法マニュアル(治療者用)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000113841.pdf

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